拳銃無頼帖 “明日なき男” 『トニーとジョー』『明日なき男』
A面
「トニーとジョー」
  /作  詞 滝田 順
  /作編曲 藤原秀行
  / 歌   赤木圭一郎
         宍戸 錠
 
B面
「明日なき男」
  /作  詞 水木かおる
  /作編曲 藤原秀行
     
「トニーとジョー」

1
(赤)俺は一人であてもなく
   その日その日を 風まかせ
(宍)俺は一人じゃ寂しくて
   黒いコルトと二人旅
   「ジョー 生きてたのか」
   「トニー 待ってたぜ」
(合)飲んで陽気に 騒ごうじゃないか
   明日を知れない 生命なら
 
 
 
 
2
(宍)俺は女がうるさくて
   逃げて行くのさ どこ迄も
(赤)俺はあの娘の 想い出を
   捨てヽ行くのさ 只一人
   「頼もしい野郎だ。さしで勝負と行くか」
   「止しな、お前の負けだぜ」
(合)男同志が男に惚れる
   俺によく似た お前だぜ

 
 
 
 

3

(赤)俺は仕事を止めたのに
   嫌な野郎が待ってるぜ
(宍)俺は勝負がしてみたい
   抜いてみせなよ 早射ちを
   「いくら俺だっていヽ加減にしないと ぶっ放すぞ」
   「イヒヒヒヒ そいつを待ってたんだ」
(合)黒い夜霧が 二人をかくし
   月も乾いて 雨を呼ぶ
 
 
 
 
 
       
「明日なき男」

 
1
海を見つめて たヽずめば
 白い怒濤が 岩をかむ
今日という日を ただ生きる
   夢を持たない
      明日なき男
胸に夜風が 吹き荒れる
 
 
 
 
2
恋に生きたい 生きられぬ
 暗い昔が 邪魔をする
すがる女を 突き離し
   ひとりさまよう
      明日なき男
あつい泪を かみしめる

 
 
 
 

3

馬鹿な昨日に 背を向けた
 おれをなぜ呼ぶ 黒い風
街の落葉を 踏みしめる
   影も淋しい
      明日なき男
霧にかくれて どこへ行く